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海外サッカー 8か月前

早くもピンチ!? 欧州で苦戦している日本人選手5人。なかなか出場機会に恵まれていない男たち

シリーズ:欧州で大苦戦中の日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:原口元気(はらぐち・げんき)

シュツットガルトの原口元気
【写真:Getty Images】


生年月日:1991年5月9日(32歳)
所属クラブ:シュツットガルト(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト

 ドイツでのキャリアが長い原口元気だが、今季は難しい戦いを強いられることになりそうだ。

 ヘルタ・ベルリンやハノーファーで活躍した原口は、一昨年にウニオン・ベルリンに加入。1年目から主力としてプレーし、クラブを史上初のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場へと導いた。しかし、昨季はさらなるアップデートを目指すチームにおいて居場所をなくしてしまい、より多くの出場機会を得るため、シーズン途中にシュツットガルトへ完全移籍で渡ることになった。

 シュツットガルトでは、加入後しばらく遠藤航(現リバプール)や伊藤洋輝と共にレギュラーとして奮闘し、リーグ戦では2アシストをマークしていた。ところが、4月頭に成績不振によってブルーノ・ラッバディア監督が解任され、セバスティアン・ヘーネス新監督がやってくると、原口の序列は一気にダウン。同監督の元では、リーグ戦わずか1試合の先発に留まっていた。

 22/23シーズンにクラブをブンデスリーガ残留に導いたことで、ヘーネス監督は今季も指揮をとっており、原口が置かれる状況は昨季終盤から変わっていない。リーグ開幕3試合で先発入りはなし、出場時間も20分と厳しい。ドイツ紙『ビルト』は「監督はこのMF(原口)の使い道を見つけていないようだ」と伝えており、しばらくベンチを温める日々が続きそうだ。

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