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海外サッカー 8か月前

早くもピンチ!? 欧州で苦戦している日本人選手5人。なかなか出場機会に恵まれていない男たち

シリーズ:欧州で大苦戦中の日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:岩田智輝(いわた・ともき)

セルティックに所属する岩田智輝
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年4月7日(26歳)
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
23/24リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト

 小林友希と同じく、岩田智輝もセルティックで充実した日々を過ごしているわけではない。

 JリーグMVPという称号を手に、岩田は今年1月にセルティックの一員となった。横浜F・マリノス時代にも指導を受けたアンジェ・ポステコグルー監督から高く評価されていたこともあり、シーズン途中加入ながら公式戦18試合に出場。リーグ戦ではアシストをマークし、リーグの週間ベストイレブンに選出されたこともあるなど、2年目に向けての期待感は高まっていた。

 しかし、恩師のポステコグルー監督がトッテナムに去り、ブレンダン・ロジャーズ監督がやってきた今季は早くも黄色信号が灯っている。セルティックは15日時点で公式戦5試合を消化しているが、岩田は1度もピッチに立つことができていない。リーグ第4節、宿敵レンジャーズとの一戦ではベンチに入ることも叶わなかった。

 岩田はセルティック加入時、「6番の位置で勝負したい」と明言していた。しかし、そのポジションには不動のキャプテンであるカラム・マクレガーがおり、地元メディアの『acsom』も「彼と同じ位置でプレーするのは不運。チャンスが限られていることを意味している」と報じている。岩田は右サイドバックやセンターバックでもプレーできるが、当然ながらここにもレギュラー格はおり、現状は主力が欠場した際の穴埋め要員としか見られていないのかもしれない。

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