3位：モハメド・サラー（エジプト代表）
【写真：Getty Images】
生年月日：1992年6月15日
所属クラブ：リバプール（イングランド）
22/23リーグ戦成績：38試合19得点12アシスト
エジプトのファラオ、モハメド・サラーは2017年にローマからリバプールに移籍。以降、エースとして圧倒的な輝きを放ち続け、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）やプレミアリーグのタイトルをもたらした。歴代3人目となるリバプール通算200得点到達は、時間の問題となっている。
今年で31歳とベテランのサラーだが、爆発的なスピードとそれを活かしたドリブルでの破壊力に大きな陰りは見られない。縦に速い攻撃が特徴的なリバプールにおいて、エジプト代表FWの個は変わらず欠かせないものとなっている。また、サラーは身長175cmと特別大柄ではないものの、鍛え抜かれた肉体をもっており、フィジカルコンタクトで後手を踏むことはほぼない。スピードだけでなく、この強さがあるからこそ、よりドリブルでの破壊力は増している。
しかし、サラーの最もすごいところは、視野が広く、トップスピードの中でもゴールへのビジョンを常に明確に持っていること。それがゴール前におけるハイクオリティーなプレーにつながっており、毎シーズンのようにゴールとアシストを量産できている理由と言えるだろう。おそらくサラーはスピードが落ちたとしても、それらの能力をメインにプレースタイルを変化させることで、恐ろしいウィングであり続けるはず。これだけの「攻撃力」、「フィジカル」、「 IQ」を持つ選手はそうそういない。
