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久保建英へ注がれる厳しい目。辛口評価の背景と求められる活躍の基準【欧州CL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグDの第2節、ザルツブルク対レアル・ソシエダが現地時間3日に行われた。試合は0-2でソシエダが勝利している。サッカー日本代表MF久保建英は右ウィングで先発出場。前半には追加点をアシストしている。それでも現地の評価はあまり伸びなかったが、それこそが今の久保の凄みを証明していると言えるかもしれない。(文:小澤祐作)


レアル・ソシエダが20シーズンぶりのCL白星


【写真:Getty Images】

 サポーターにとってはたまらない夜だ。レアル・ソシエダが、実に20シーズンぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で勝利を挙げた。

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 初戦で強豪ベンフィカに完封勝利を収めていたザルツブルクは侮れない相手だったが、終わってみればソシエダは2-0で完勝した。スコアはもちろん内容自体もかなりポジティブで、イマノル・アルグアシル監督も「素晴らしい試合をした」とチームへの称賛を惜しまない。

 とくに前半の内容は文句なしだった。ダイアモンド型の4-4-2を採用したザルツブルクは守備時、インサイドハーフの選手がボールサイドに出ていくため、スライドが遅れるとアンカーの脇や前方に危険なスペースが生まれる傾向にあった。ソシエダはそれをうまく利用し、右→左、左→右といつも以上にテンポ早くサイドチェンジを行うことでザルツブルクの陣形を揺さぶり、スペースを作っていた。

 久保建英を前に押し出した4-4-2のハイプレスもハマっており、ザルツブルクの攻撃パターンは高い位置を取るソシエダの最終ライン裏を狙うという極端なものしかなかった。そのため前半のシュート数はザルツブルク2本、ソシエダ11本とかなり対照的。アウェイチームが45分間で2点のリードを奪うのは当然の結果と言えるだろう。

 後半はザルツブルクがよりアグレッシブになったことで、ソシエダは押し込まれる時間も増えたが、選手交代を交えながらカウンター狙いにうまくシフト。2点リードの余裕もあったことで耐え切ることに成功し、貴重な勝ち点3を持ち帰った。

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