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久保建英 6か月前

久保建英らを下げたレアル・ソシエダが繰り返した過ち。独善的な問題とは【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第11節、ラージョ・バジェカーノ対レアル・ソシエダが現地時間29日に行われ、2-2のドローに終わった。サッカー日本代表MF久保建英は80分までプレー。逆転につながるPKを誘発するなど、この日も存在感があった。しかし、彼の奮闘も虚しく、チームはまたしても過ちを犯した。(文:小澤祐作)


レアル・ソシエダが勝ち点2を逃す

ラ・リーガ第11節、ラージョ・バジェカーノ対レアル・ソシエダで先発出場したサッカー日本代表MF久保建英
【写真:Getty Images】

 “また”と言っていいだろう。レアル・ソシエダが、あと一歩のところで勝ち点2を失った。

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 イマノル・アルグアシル監督は、24日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第3節のベンフィカ戦から先発メンバー2名を変更。ロビン・ル・ノルマンとミケル・メリーノに代わり、ジョン・パチェコ、ベニャト・トゥリエンテスがスタートからピッチに立っている。

 ベンフィカ戦に続くアウェイゲームということもあり、ソシエダは全体的に体が重そうだった。すると31分、GKアレックス・レミロが弾いたシュートのこぼれをアブドゥル・ムーミンに押し込まれ、ラージョ・バジェカーノを追いかける展開を強いられることになった。

 それでもソシエダは、苦しい状況を打破した。41分にアンデル・バレネチェアのピンポイントクロスからミケル・オヤルサバルがゴールネットを揺らし同点に追いつくと、66分に久保建英が誘発したPKを再びオヤルサバルが沈めて逆転。一気に勝ち点3へと近づいた。

 しかし、ソシエダの勝利確定かと思われた91分にドラマが。途中出場のベベが左サイドからカットインすると、ボックス外から右足を一振り。グラウンダーのボールはゴール左下隅に突き刺さり、土壇場でスコアが振り出しに戻ることになった。試合はこのまま、2-2で終了している。

 では、なぜソシエダは勝利を逃してしまったのだろうか。

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