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海外サッカー 4か月前

まさかの期待外れ…。海外クラブをガッカリさせた歴代日本人選手5人。即戦力どころか影が薄かった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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近年では多くの日本人選手が海外クラブで活躍している。しかし、三笘薫や久保建英、冨安健洋のように素晴らしいパフォーマンスを披露できた選手もいれば、クラブ・サポーターの期待に応えられなかった選手もいる。今回は海外クラブを落胆させてしまった歴代日本人選手を紹介する。(※成績などのデータは『transfermarkt』を参照)


MF:中村俊輔(なかむら・しゅんすけ)

エスパニョールでプレーした中村俊輔
【写真:Getty Images】

生年月日:1978年6月24日
移籍失敗に終わったクラブ:エスパニョール(スペイン)
在籍期間:2009年7月1日~2010年2月28日
通算リーグ戦成績:13試合0ゴール1アシスト


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 スコットランドでレジェンドになった中村俊輔だが、スペインでは自慢の左足が鳴りを潜めてしまった。

 2005年にセルティックに加入した中村は、正確なパスを散らして味方のチャンスを演出し、チームの攻撃を活性化。それだけでなく左足から正確なシュートを放って、自ら得点が奪える攻撃的MFとしてその地位を確立させた。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でマンチェスター・ユナイテッド相手に決めた2つの左足フリーキックは世界を驚かせた。

 そんな日本が世界に誇るファンタジスタは、2009年7月にラ・リーガ挑戦を果たす。エスパニョールに移籍した同選手は、セルティック時代と同じようにゴール前で決定機を作り出すプレーが求められていた。

 しかしながら満を持して臨んだ09/10シーズン、開幕節のアスレティック・ビルバオ戦、続くレアル・マドリード戦の2試合連続で先発メンバーに名を連ねるが、チームは無得点で2連敗。そこから中村は途中出場が続き、満足のいくプレータイムを得られない。チームの成績不振によって「ボールを持っている局面で輝く」同選手の存在感は薄れてしまい、パスが集まらず決定的な場面に絡むプレーは見せられなかった。

 結局、最後までマウリシオ・ポチェッティーノ監督の信頼を掴むことはできず、わずか半年でエスパニョールを退団することを決意。セルティックで伝説級の活躍を見せた同選手だがスペインでの挑戦は失敗に終わった。2010年2月に古巣である横浜F・マリノス復帰を果たしている。

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