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日本代表 4か月前

負傷者続出のピンチ? サッカー日本代表、アジアカップメンバー予想。冨安健洋、三笘薫はどうなる?

text by 編集部 photo by Getty Images

三笘薫はアウト? 豪華攻撃陣はどうなる



 中盤は遠藤航、守田英正、田中碧の3名が当確。今季モナコで復活した南野拓実は有力候補の1人だ。

 もう1人の有力候補は鎌田大地。今季より加入したラツィオでは出場機会の確保に苦しんでいるが、トップ下、インサイドハーフ、ボランチと中盤の複数ポジションをカバーできるのは大きな強み。とくにアジア杯のような短期決戦ではそうしたユーティリティー性が重要視されるはずで、森保監督が主力でなくともスカッドに入れておきたいと考えていたとしても不思議ではない。

 川辺駿や伊藤敦樹、佐野海舟は当落戦上といったところ。また、万能な旗手怜央は負傷によって10月以降実戦から遠ざかっており、今大会への出場は難しそうだ。

 アタッカーは久保建英、伊東純也、中村敬斗、相馬勇紀、堂安律の5人を予想した。

 久保と伊東は森保ジャパンにおける攻撃の核で、アジアの頂点を取るためには必要不可欠な存在。フランスで活躍する中村は三笘薫の大会参加が絶望的となった中、左サイドのファーストチョイスとして活躍が求められることになるだろう。

 堂安律はカタールW杯後、パフォーマンスレベルがやや落ちているが、久保と伊東の同時起用がベースになりつつある中、右サイドのバックアップとして必要な人材なのは確か。大舞台で結果を残す強靭なメンタルはこのアジア杯でも頼りになるかもしれない。

 相馬は三笘が万全な状態なら厳しかったが、同選手が長期離脱を強いられたことでチャンスを得るだろう。他のライバルとしてはドイツでプレーする奥抜侃志の名が挙がるが、代表での経験値を踏まえると、やはり相馬に分があるはずだ。

 CFは11月のアジア2次予選でゴールを量産した上田綺世と直近の代表活動で好パフォーマンスを披露している浅野拓磨が当確。怪我から回復した前田大然は浅野と同じくCFだけでなくサイドハーフでも計算できる利点があり、有力候補と言っていいだろう。

 ただ、上田と浅野はコンディション不良によりタイ代表戦出場を回避する。古橋亨梧も怪我から復帰したばかりということを考えると、最後の枠に細谷真大が滑り込む可能性は決して低くない。

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