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ベトナム代表監督とは？

　サッカー日本代表は14日、AFCアジアカップカタール2023・グループD第1節でベトナム代表と対戦する。同国代表を率いる指揮官はどんな人物で、これまでのベトナムでの戦績はどんなものだったのだろうか。日本代表の初戦の相手であるベトナム代表の指揮官を紹介する。

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　ベトナム代表を指揮するのは、フランス人のフィリップ・トルシエ監督だ。この指揮官を知っている日本人は少なくないだろう。1998年から2002年まで日本代表を指揮した人物である。

　トルシエはフランスワールドカップ後の1998年9月20日にシドニー五輪を目指すU-20代表を兼任する形で日本代表の監督に就任。2000年9月に行われたシドニー五輪では圧倒的な強さでアジア予選を突破すると、本大会ではメキシコシティ大会以来となる32年ぶりの決勝トーナメント進出に導いた。

　五輪から約1ヶ月後に行われたアジアカップでは優勝を経験。その年のAFC年間最優秀監督に選出された。さらに自国開催となった2002年の日韓ワールドカップでは、代名詞ともいえる守備戦術「フラット3」を武器に日本を初の決勝トーナメント進出に導いている。トルシエ監督は日本サッカー界に大きな功績を残すこととなった。

　日本代表の監督を退任後はカタール代表を指揮。その後、フランスのマルセイユやモロッコ代表の監督を歴任し、2008年にFC琉球の総監督に就任する。その後、中国の深圳市足球倶楽部やトルコのCSスファクシアン、中国の浙江職業足球倶楽部を指揮し、2019年9月にU-19ベトナム代表の監督に就任。2021年5月に契約満了になり母国フランスへ帰国するも、昨年2月にU-23代表と兼任する形でベトナム代表の指揮官に任命された。

　トルシエ監督は3-4-3をベースとしている。初陣となった昨年6月の香港代表戦でベトナムは1-0の勝利。その後3連勝という最高のスタートを切った。しかし、以降は中国、ウズベキスタン、韓国に敗戦し3連敗。直近6試合の成績は1勝5敗と苦しんでいる。それでも、日本を良く知る監督なだけに油断はできないだろう。

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