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いよいよヤバイ…。欧州で大苦戦する日本人選手6人。日本代表の主軸、期待の若手も将来が危うい?

シリーズ:欧州で苦戦する日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:上田綺世(フェイエノールト)

フェイエノールトFW上田綺世
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年8月28日
23/24リーグ戦成績:16試合1得点0アシスト

 上田綺世はAFCアジアカップ2023でも4ゴールを決めて、自らが日本代表のエースであることを証明した。順調な代表キャリアを歩む一方で、所属するフェイエノールトでは苦戦している。

 昨季プレーしたセルクル・ブルージュで公式戦23ゴールと得点を量産した上田は、昨夏にフェイエノールトにクラブレコードである800万ユーロ(約11.2億円)の移籍金で引き抜かれた。この額からも期待されていることは間違いないが、リーグ戦で19ゴールを決めているエースのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスを脅かす存在とはなれていない。

 3月2日現在での成績は公式戦26試合で1得点0アシストに留まっており、最後にゴールを決めたのは昨年9月のユトレヒト戦まで遡る。ただ、決してチャンスがないわけではない。ベンチスタートの機会がほとんどであることは事実だが、75分より前の時間帯での投入が多く、アディショナルタイムを含めるとほとんどの試合で20分以上プレーしている。シュートもリーグ戦だけで20本放っており、あとは最後の詰めの部分の精度が改善されれば、自然と数字がついてくるのではないだろうか。

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