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いよいよヤバイ…。欧州で大苦戦する日本人選手6人。日本代表の主軸、期待の若手も将来が危うい?

シリーズ:欧州で苦戦する日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:原口元気(シュツットガルト)

シュツットガルトMF原口元気
【写真:Getty Images】


生年月日:1991年5月9日
23/24リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト

 かつて日本代表のレギュラーとしてプレーしていた原口元気は、今季で欧州リーグ10シーズン目を迎えた。ブンデスリーガ通算172試合は日本人歴代4位と長きに渡ってドイツで結果を残してきたが、今季はほとんど出場機会を得ることができていない。

 原口は昨季の開幕をウニオン・ベルリンで迎えた。最終的にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したクラブでまずまずの出場機会を得ていたが、冬の移籍市場で残留争いしていたシュツットガルトへと移籍。加入直後から平均年齢が24歳という若手主体のチームに足りていなかった「経験」を還元し、最年長選手として牽引していた。

 新天地で不動のスタメンに定着したと思われた原口だったが、昨年4月に現在チームを率いるセバスティアン・ヘーネスが監督に就任すると一気にチーム内での序列が下がる。リーグ戦でのスタメン出場はこの11ヶ月で1度しかなく、今季に限定すると1試合の途中出場のみに留まっている。その一方でチームは絶好調。ブンデスリーガでは第24節終了時点で3位につけており、この状況ではこの先も原口の出場機会が増えることは考えづらい。

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