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スペック最強は誰だ!? サッカー日本代表、能力値ランキング11〜20位。惜しくもトップ10入りを逃したのは?

シリーズ:日本代表能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images 田中伸弥

19位:渡辺剛(ヘント/ベルギー)


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年2月5日
市場価値:600万ユーロ(約8.4億円)
23/24リーグ戦成績:26試合2得点3アシスト
日本代表通算成績:3試合0得点0アシスト

 クラブレベルで見ると、渡辺剛は順当にステップアップしている。2022年1月にFC東京からベルギーのコルトレイクへと移籍を果たすと、その活躍を受けて国内リーグでの評価がアップ。今シーズンからは名門ヘントへと移籍し、新天地でも不動のポジションを掴んでいる。

 そんな渡辺の最大の魅力は186cm、78kgという恵まれた体格を活かした「フィジカル」能力の高さだろう。ベルギーでプレーする大きなFW相手にも簡単に当たり負けすることなく、逆に打点の高いヘッドで競り勝つシーンも多い。「フィジカル」の能力値が「82.3」、「守備」は「74.6」といずれも精鋭揃いの日本代表でもトップクラスの数値だ。

 一方でレギュラーの冨安健洋や板倉滉と比較をすると、ビルドアップ面での貢献度は低い。明確な弱点とまでは言わないが、「スキル」は今回のメンバーでワーストの「52.7」と、最終ラインから攻撃を組み立てるチームのCBには向いている選手とは言えない。実際にAFCアジアカップ2023でも代表メンバーに入りながら出場したのはインドネシア代表とのグループリーグ第3節の8分間のみと、森保一監督の中での序列もあまり高くはない。

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