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フォーカス 1か月前

なんで呼ばれた? サッカー日本代表、歴代謎の招集選手6人。誰もが予想外だったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:市川大祐


【写真:Getty Images】


生年月日:1980年5月14日
日本代表通算成績:10試合0得点

 清水エスパルスのジュニアユース1期生である市川大祐は、同クラブで長く活躍したレジェンドだ。17歳だった1998年3月にJリーグデビューを果たすと、すぐに岡田武史監督が日本代表に招集し、同年4月の韓国代表戦でA代表デビュー。17歳322日でのデビューは、いまも破られていない日本代表の最年少出場記録だ。

 プロデビューして間もない市川の招集と出場は、世間を大いに驚かせた。それでも、それだけのポテンシャルを感じさせる才能だったことは間違いない。右サイドを駆け上がって鋭いクロスを上げる姿は、高校生とは思えない迫力があった。

 岡田監督は、フランスワールドカップの事前合宿メンバーから、三浦知良、北澤剛とともに、市川を外して本大会に臨んだ。それでもチームには帯同しており、経験を積ませた形だ。

 その後、日本代表指揮官に就任したフィリップ・トルシエ監督も市川を高く評価した。オーバートレーニング症候群の影響でしばらく代表から外れる時期もあったが、2002年の日韓ワールドカップでは3試合に出場し、チュニジア代表戦ではアシストも記録している。4年前のサプライズ招集が、大舞台につながっていたと言えるかもしれない。

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