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こんなはずでは…。欧州で伸び悩んでいる日本人選手(5)2度目の挑戦も失敗? 3番手以下のFW

シリーズ:欧州で伸び悩む日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州へ渡り、世界トップレベルに成長する日本人選手がいる。だが一方で、大きな期待をかけられながらも伸び悩んでしまった選手やキャリアが停滞してしまう選手もいる。今回は欧州でプレーしながらそのポテンシャルを伸ばしきれていない日本人選手を紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。


FW:田川亨介(たがわ・きょうすけ)


【写真:Getty Images】

生年月日:1999年2月11日
所属クラブ:ハーツ(スコットランド)
23/24リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト

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 世代別日本代表として名を連ねてきた田川亨介は、サガン鳥栖のトップチームに昇格した2017シーズンからJ1の舞台でコンスタントに出場機会を得てきた。2022年1月にFC東京からポルトガルのサンタ・クララに期限付き移籍して欧州でのキャリアをスタートさせたが、以降は難しいシーズンを送っている。

 サンタ・クララでの2021/22シーズンこそ12試合出場5ゴールと上々の結果を残したが、2シーズン目は27試合2ゴールと低調な成績に終わり、クラブも最下位で2部降格となってしまった。田川は期限付き移籍満了のため一度FC東京に復帰し、スコットランドのハーツに移籍して欧州再挑戦へと踏み切った。

 しかしハーツでは負傷の影響もあるとはいえ、サンタ・クララ時代以上の苦戦を強いられている。今季リーグ戦20ゴールをあげて得点ランク首位に立つFWローレンス・シャンクランドがチームの絶対的存在として君臨しており、田川は主に彼と並んでツートップの一角としてプレーしているが、ここまで10試合の出場でノーゴールと結果を残すことができていない。現在シャンクランドの相方も務めるFWリアム・ボイスが負傷離脱しているものの、田川のFWとしての序列は3番手から4番手の扱いであり、厳しい状況だ。

 ハーツ移籍当初は期待をもって迎えられたものの、それに応えられているとは言い難い。Jリーグ時代はコンスタントに出場機会を得ていただけに、欧州挑戦によってキャリアが停滞してしまった印象を受けてしまう。ハーツに完全移籍で加入した田川だが、来季はどこでプレーすることを選択するのか。

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【了】

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