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パリ五輪の“中心”になるはずが…。伸び悩んでしまった23歳以下の日本人選手6人。フランス行きを果たせなかった逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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今夏、パリ五輪(パリオリンピック)が開催された。数年前から同大会で誰が日本の中心になるのかという予想がされ、様々な選手の名前が挙がったが、その中には当時から大きく伸び悩んでしまった選手もいる。今回は、かつて注目を浴びながら思ったように成長できていない23歳以下の日本人選手を6人紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。

MF:松岡大起(まつおか・だいき)

アビスパ福岡所属の松岡大起
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年6月1日
所属クラブ:アビスパ福岡
2024リーグ戦成績:24試合1得点1アシスト

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 パリ五輪世代屈指の司令塔であった松岡大起は、今年4月に行われたAFC U-23アジアカップ2024のメンバーに名を連ねていなかった。世代を牽引してきた男は、結局パリ五輪への出場も叶わなかった。

 サガン鳥栖の育成組織出身の松岡は2019年3月にJ1デビューを果たし、抜群のゲームメイク能力を発揮していきなりチームの主力に定着した。同年6月にU-22日本代表に飛び級で選出。清水エスパルス移籍後の2022年1月にA代表にも初招集(コロナ禍により試合は中止)され、日本代表としても注目を集めてきた。

 若くして確かな経験値を積んできた松岡であったが、彼の海外移籍がパリ五輪世代における立場を変えてしまったと言っていいだろう。松岡は2023年3月にブラジル2部のグレミオ・ノボリゾンチーノへの期限付き移籍を決断。エスパルスで出場機会を得ていた中での突然の発表だった。

 だがブラジルでは公式戦に1試合も出場することができず、1シーズンを丸々棒に振る結果となってしまった。これが影響し、世代別日本代表にも昨年11月から招集されていない。現在は今季加入したアビスパ福岡で主力としてプレーしているが、藤田譲瑠チマや山本理神仁ら中盤のライバルに追いつくことができず、パリ五輪にその姿はなかった。

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