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コラム 2年前

「ああ、そうなんですか」サッカー日本代表、中村敬斗は過去など気にしない。三笘を脅かすギラギラ感「自分の色が…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 フリーライター photo by Getty Images

「やってるサッカーも全然違うんで…」

「ジェッダでは3回試合して日本は点を取っていない? ああ、そうなんですか。そういう難しさみたいなのもあるんでしょうけど、選手も違いますし、やってるサッカーも全然違うんで、関係ないと思います」と彼はあっけらかんと言う。

 気負うことなく自然体で挑める若い世代の存在は実に頼もしい。負の歴史を払拭するのは、中村のようなフレッシュな人材かもしれない。

 今の彼にはそれだけの大きな可能性がある。ご存じの通り、中村は移籍2年目のリーグアンで直近4戦連発という離れ業を達成。勢いに乗って代表に合流しているのだ。

「クラブとチームはまた別の感じだと思うんですけど、まずチームで結果を残してここにこれたのは嬉しく思います。代表で出た時もこの勢いのままやれたらいいかなって感じです」と本人も前向きにコメントする。

 すでに代表でも11試合に出場して8ゴールとハイペースでゴールを量産中。これほど点の取れるサイドアタッカーは珍しい。

 目覚ましい数字を残している今、「左サイドは三笘(薫=ブライトン)に固執せず、中村をスタメン抜擢するくらいの大胆な試みがあっていい」といった意見も関係者やファンから聞こえてくるほどだ。

 ただ、スタッド・ランスと日本代表では、立ち位置や役割が微妙に異なるところがある。4−2−3−1をベースとするスタッド・ランスにおける中村のポジションは左ウイング(WG)。より攻撃・得点重視のプレーが求められている。

 だが、代表では3−4−2−1の左ウイングバック(WB)が主戦場で、局面打開やチャンスメーク、守備のハードワークが不可欠だ。より幅広いタスクを求められているのは紛れもない事実だろう。

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