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日本代表 4週間前

サッカー日本代表は”課題が残る”4得点大勝。改めて浮き彫りとなった弱点、アジアカップの再現もあり得た?【西部の目】

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Getty Images

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15日、サッカー日本代表は2026年FIFAワールドカップ(W杯)・アジア最終予選の第5戦目インドネシア代表戦を迎え、4得点を奪い大勝した。一方では、ロングボールから相手にチャンスを作られる場面も見られ、勝負が決していた後半は特に思うようなプレーができず、不完全燃焼に終わった感が否めない試合となった。(文:西部謙司)

▽著者プロフィール:西部謙司

1962年9月27日生まれ、東京都出身。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材。現在は千葉市に住み、ジェフ千葉のファンを自認し、WEBスポーツナビゲションでは「犬の生活」を連載中。サッカーダイジェスト、フットボリスタなどにコラムを執筆中。『ちょいテク 超一流プレーヤーから学ぶちょっとスペシャルなワザ』監修(カンゼン)、「サッカー右翼サッカー左翼」(カンゼン、)近著に『戦術リストランテⅣ』(ソル・メディア)、「ゴールへのルート」(Gakken) 、共著の『サッカー日本代表の戦術が誰でも簡単に分かるようになる本』(マイナビ)、『FCバルセロナ』(ちくま新書)がある。

遠藤、守田+鎌田の関係性

日本代表
【写真:Getty Images】

 大粒の雨が容赦なく降り注ぐ中のキックオフ。慎重にならざるをえない日本代表に対して、正確なロングボールを落として前線を走らせるインドネシア代表。9分には裏へ抜け出されてGK鈴木彩艶と1対1になるが、鈴木がシュートをストップした。

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 その後も裏へ落としてくるロングボールは脅威だったが、日本代表は守田英正と鎌田大地の連係で試合をコントロールしていく。

 5−4−1の守備ブロックに対し、相手MFの4人のラインの手前に鎌田が下りて守田と近い関係を作る。遠藤航も加わって面前でボールを動かし、鎌田か守田がライン裏の中間ポジションへ入り込む。

 バーレーン代表戦もそうだったが、主導権を握るための戦略を即興的に生み出せる守田、鎌田の連係がリズムを変えていた。

 35分、遠藤の一拍置いたパスから町田浩樹がボックス内の守田へ縦パスを差し込む。守田へボールが到達する前に鎌田が側面を走り抜け、守田のバックヒールのパスを受けた鎌田はDFを1人かわしてラストパス。

 小川航基が押し込む前にインドネシア代表DFが辛うじてボールに触ったがそのままオウンゴールとなって先制する。
 

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