コンセイソンが苛立ちを抑えられなかった理由
【写真:Getty Images】
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カラブリアは24日、ルーベン・ロフタス=チーク、テオ・エルナンデス、フランチェスコ・カマルダらと共にミラニスタでもあるラッパー、ラッツァのライブに赴いていた。CLリーグフェーズ最終戦やミラノ・ダービーを1週間後に控えた中で、ライブを観に行っていたことに指揮官は腹を立て、さらにカラブリアが交代時にペットボトルを蹴っ飛ばしたことで、堪忍袋の緒が切れてしまった。
ミランの重鎮、ファビオ・カペッロは、この衝突について、「一監督があのように公然と選手を激しく叱責するのは普通のことではない。確かに、サッカーの世界では激しい口論が起こることもあるし、私自身も十分に理解しているが、それはロッカールームで起こるべきことであり、カメラの前で晒されるべきものではない。
試合後のインタビューでは、当事者の2人は事態を軽く受け流していた。しかし、私は今回の出来事が明らかな緊張感の表れであり、何よりも監督の過度な神経質さを示していると確信している」と話し、コンセイソンの対応を強く問題視した。
「なぜこれほどまでコンセイソンが苛立っていたのか、その理由はチームが指示に従えていないことにあると考える。ミランは監督の求めるプレーをしていない。ボールを失ったときのプレスが弱く、積極性に欠け、勝利への闘志や執念が感じられない」と、苦戦を強いられた試合を分析すると、さらに厳しい視線をチームに向けた。