「悔やんだ方がいい」。先輩からの助言の真意
【写真:Getty Images】
昨シーズンは左足首の怪我の影響もありベンチ外になることも少なくはなかったが、リーグ戦22試合に出場し5得点をマーク。加入3年目の今シーズンは開幕からスタメンの座を勝ち取り勝利に貢献。確かな存在感でチームを牽引している。攻守において、だ。
第3節のモンテディオ山形戦、第4節の北海道コンサドーレ札幌戦とも右サイドハーフの田中和樹のクロスボールに対し、椿がゴール前に飛び込む形で得点を挙げる。ゴールでもアシストでもチームを加速させ、なおも勢いを増している印象だ。
「毎試合、自分にチャンスが来ている中で、ゴールにつながるプレーが大事になります。サイドの自分と和樹くんを生かすプレーを周りがしてくれている。周りの選手のおかげで自分が生きているという意識があります」
流れに乗っているとはいえ、椿自身もここまでのプレーに満足などはしていないが、札幌戦後に主将・鈴木大輔から「自分に流れが来ているからこそ、今日1点しか取れなかったことを悔やんだ方がいい」という助言を受けていた。
その真意を鈴木に訊いてみると「(椿は)誰が見ても素晴らしいパフォーマンスを見せています。そのあとの流れを継続できるかが大事だと思いますし、満足せずにやっていけば数字を取れる選手なので、練習ではもっと取っているし、このままいけばとんでもない数字を残すと思っています」と椿の才能を口にする。
そして椿は鈴木のエールにこう答えている。