「自分のキックが無駄にならないように」「低いボールでも刺せる」チャンスを生み出す武田英寿の左足
67分のコーナーキックのチャンスでキッカーは武田。「前節あまりキックが良くなかったので、なんとか得点につながるようなボールを蹴れるようにと思って蹴りました。中は(ヘディングが)強い選手がいるので、自分のキックが無駄にならないようにしようと思って蹴りました」と振り返ったコーナーキックは長身DF菅田真啓のヘディングシュートのアシストとなった。
さらに87分にはペナルティエリア右外にいた武田は「高い選手(宮崎やFW梅木翼など長身選手)が入ってきていたので、パッと中を見た時、上はちょっと警戒されるかなという風に思ったので、低いボールでも刺せると思って(パスを)入れて、それに対して郷家さんもすごく反応してくれたので、結果につながって良かったなと思っています」と振り返る。
ゴール前中央で郷家がポスト役となり、フリーとなっていたMF名願斗哉にパスが渡り、名願のJリーグ初ゴールが決まって同点に追いついた。直後に磐田FW佐藤凌我にシュートを決められ2-3と敗れたが、2試合連続全得点に絡む活躍を見せた武田はこの日も存在感を見せつけた。
水戸戦と磐田戦の間の練習後に、得点に絡めている理由について武田に話を聞いた。