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サッカー日本代表とは大違い…。カタールW杯後に弱体化した国6選。サッカー王国から永遠のライバルまで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジル代表

ブラジル代表
【写真:Getty Images】

カタールW杯時FIFAランキング:1位
最新FIFAランキング:5位

 サッカー王国ブラジルは、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022時のFIFAランキングが1位で、優勝候補と目されていた。しかし、準々決勝でクロアチア代表にPK戦の末敗れ、20年ぶりの頂点には届かなかった。その後、指揮官不在が長引き、W杯2026 南米予選では史上初の3連敗を喫するなど混迷が続いた。

 W杯後、6年半指揮を執ったチッチ監督が退任。後任選びは難航し、暫定体制が続く。U-20代表を率いていたラモン・メネゼス監督は1勝2敗、2023年7月からのフェルナンド・ジニス体制も2勝1分3敗と低調だった。

 なかでも、宿敵アルゼンチン代表にホームで0-1と敗れた試合は、多くの国民に衝撃を与えた。

 2024年1月にドリバウ・ジュニオールが正式就任し、ようやく体制が安定した。W杯南米予選では現在4位につけているが、一時は出場圏ギリギリの6位まで沈んでいた。前回予選での14勝3分無敗という圧倒的な成績からすれば、落差は歴然である。

 カタール大会時の軸だったネイマールは2023年10月に前十字じん帯を断裂し、長期離脱。その後サウジアラビアのアル・ヒラルに加入し、市場価値は7500万ユーロ(約120億円)から現在は1500万ユーロ(約24億円)にまで下落している。

 W杯では永遠のライバルであryアルゼンチンが優勝を果たし、南米予選でも首位を独走。覇権交代を印象づける現状に、ブラジル国民の苛立ちは募るばかりだ。

 それでも、ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴに加え、エンドリッキやエステバンら若き才能が控える。あと1年で完成度を高め、次のW杯を逆襲の舞台とできるか注目だ。

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