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サッカー日本代表とは大違い…。カタールW杯後に弱体化した国6選。サッカー王国から永遠のライバルまで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表は、力強いパフォーマンスでFIFAワールドカップ(W杯)2026への出場を早々に決めた。一方で、カタール大会後にスター選手の衰えや監督交代、世代交代の停滞などを背景に、チーム力の低下が目立つ国もある。今回は、カタールW杯後に苦戦を強いられている6カ国を紹介する。※市場価値は『transfermarkt』を参照。

ベルギー代表

ベルギー代表
【写真:Getty Images】

カタールW杯時FIFAランキング:2位
最新FIFAランキング:8位

 ベルギー代表はFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022時のFIFAランキングが2位で、優勝候補との声もあった。しかし、現在は評価を下げている。

 ベルギー代表は、前回W杯でスター選手を擁した。しかし、エデン・アザールやロメル・ルカクは不発に終わり、ケヴィン・デ・ブライネ頼みとなったチームは、まさかのグループリーグ敗退となった。

 その後、ユーロ2024(欧州選手権)ではラウンド16でフランス代表に敗れて早々に敗退。UEFAネーションズリーグ(UNL)のグループA2では、6試合で1勝1分4敗と精彩を欠いた。

 弱体化の背景には「黄金世代」の終焉がある。E・アザールはW杯後に代表を引退し、2023年には現役からも退いた。かつて8000万ユーロ(約128億円)の市場価値を誇ったデ・ブライネも現在33歳となり、その価値は2700万ユーロ(約43億円)に低下した。

 一方で、カタールW杯時に期待の若手だった選手は、まだスターの域には達していない。ジェレミー・ドク(5500万ユーロ/約88億円)やゼノ・デバスト(2600万ユーロ/約41億6000万円)らは成長を続けているものの、まだチームを牽引するには経験が足りない。

 2023年2月から指揮を執ったドメニコ・テデスコは2024年1月に解任され、新たにリュディ・ガルシアが監督に就任。2026年W杯に向け、若手の台頭とチーム再建が急務だ。かつて世界を驚かせた“赤い悪魔”が、再び強豪として返り咲く日は訪れるのだろうか。

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