セルビア代表

【写真:Getty Images】
カタールW杯時FIFAランキング:21位
最新FIFAランキング:31位
セルビア代表は、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022当時、FIFAランキング21位。欧州主要リーグで活躍する選手を多く抱え、“ダークホース”として注目を集めていた。
しかし、期待に反してW杯ではグループリーグ最下位。スイス代表、ブラジル代表、カメルーン代表と同組のG組で1分2敗、3試合で6失点と守備が崩壊した。
ユーロ2024(欧州選手権)予選はハンガリー代表に次ぐ2位で通過したが、本大会ではまたしてもグループリーグ敗退だった。
代表チームの総市場価値も低下傾向にある。カタールW杯当時、代表チーム総市場価値は3億5950万ユーロ(約575億2000万円)だったが、2025年3月のメンバーでは2億3410万ユーロ(約374億5600万円)まで急落。ユヴェントスのドゥシャン・ヴラホヴィッチはかつて8000万ユーロ(約128億円)と評価されていたが、現在の市場価値は4500万ユーロ(約72億円)に下落。主力選手の伸び悩みが目立つ。
若手の突き上げも乏しく、「セルビアのメッシ」と期待される17歳のアンドリヤ・マクシモヴィッチも、まだこれからの選手だ。
2021年に就任したドラガン・ストイコヴィッチ監督は、カタールW杯予選を無敗で突破し、ポルトガル代表を抑えて出場権を獲得するなど、当初はその手腕を遺憾なく発揮していた。しかし、2024年は公式戦でわずか2勝と、かつての勢いは見られず、上積みも感じられない。
タレントの顔ぶれ自体は魅力的で、再び“ダークホース”として浮上する可能性は秘めている。しかし、近年のパフォーマンスを見れば、カタールW杯当時ほどの期待感を抱くのは難しい。
【関連記事】
サッカー最新FIFAランキング1位〜100位。サッカー日本代表の順位は?
英国人が見たサウジアラビア戦「親善試合のよう…」「ちょっとおかしい」「浅野拓磨もいれば…」
ガチ選出! サッカー日本代表、2026年W杯メンバー予想
【了】