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サッカー日本代表とは大違い…。カタールW杯後に弱体化した国6選。サッカー王国から永遠のライバルまで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

韓国代表

韓国代表
【写真:Getty Images】

カタールW杯時FIFAランキング:28位
最新FIFAランキング:23位

 韓国代表はFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022でベスト16入りを果たし、当時28位だったFIFAランキングは現在23位に上昇している。だが、チームとしての一貫した成長は感じにくい状況が続いている。

 韓国代表は、カタールW杯後の2023年2月にユルゲン・クリンスマン監督を招へいした。しかし、AFCアジアカップカタール2023の準決勝でヨルダン代表に敗れたことが影響して2024年2月に解任。同年7月からはホン・ミョンボ体制が始動した。

 W杯2026 アジア最終予選では、初戦でパレスチナ代表と引き分けたものの、続く4試合は勝利を重ねた。しかし、2024年11月には再びパレスチナ代表とドローに終わり、ホームの観客から厳しい反応が起きた。また、今年3月のオマーン代表戦、ヨルダン代表戦でもともに引き分けに終わり、安定感を欠いている。

 エースのソン・フンミンは健在とはいえ、32歳を迎え、全盛期の勢いにはやや陰りが見える。パリ・サンジェルマン(PSG)のイ・ガンインなど若手の存在もあるが、欧州主要リーグで活躍する選手は限られており、チーム全体の厚みには課題が残る。

 さらに、2024年のパリオリンピック(五輪)ではU-23代表が予選敗退し、韓国は40年ぶりに男子サッカーで五輪出場を逃した。若手世代の層の薄さが浮き彫りとなり、将来への不安要素も少なくない。

 日韓は伝統的なライバル関係にあるが、最近は韓国メディアですら日本の快進撃を評価し、韓国代表の低調を嘆く声が目立つ。実際、FIFAランキングで韓国が日本を上回ったのは2018年が最後だ。

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