4位:久保建英

【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日
J1初出場:2017年11月26日(対サンフレッチェ広島)
当時の所属クラブ:FC東京
当時の年齢:16歳5ヶ月22日
幼少期からその才能は光っていた。小学3年時に川崎フロンターレU-10に加入すると、2011年には日本人初となるバルセロナのカンテラ(下部組織)入りを実現。エリック・ガルシア、アンス・ファティら、現在も世界トップレベルでプレーする同期に囲まれながら、中心選手として活躍していた。
しかし、バルセロナでの冒険は突如終わりを迎える。同クラブが18歳未満の外国人選手獲得・登録違反による制裁措置を受けたことで公式戦への出場が出場ができなくなり、日本への帰国を余儀なくされたのだ。新天地となったのは、育成に長けるFC東京の下部組織だった。
その久保は、加入わずか1年後の2016年、中学3年生ながらFC東京U-18に飛び級昇格。同年9月にトップチーム2種登録を掴むと、11月5日のJ3リーグ第28節・AC長野パルセイロ戦で途中出場し、Jリーグ史上最年少出場記録を15歳5ヶ月1日に塗り替えた。
翌2017年にはFC東京とプロ契約を締結。そして、同年11月26日のJ1リーグ第33節・サンフレッチェ広島戦にて、16歳5ヶ月22日でのJ1デビューを飾った。これは当時、歴代3位の年少記録として話題になった。
その後、トップチームでの出番は限られ、2018年途中には横浜F・マリノスに期限付き移籍するが、FC東京に復帰した2019シーズンはJ1で13試合4ゴール4アシストをマークするなど本来の実力を発揮。この活躍は世界にも認められ、同シーズン途中に名門レアル・マドリードへの移籍を掴み取った。
結果としてマドリーでは居場所を得られなかったが、マジョルカやビジャレアル、ヘタフェにレンタル移籍し、酸いも甘いもかみ分けながら成長。2022年に完全移籍したレアル・ソシエダでは不可欠な存在として、目を見張る活躍を披露しており、今年イギリスメディア『fourfourtwo』が発表した「世界で最も優れた右ウイング」では7位にランクインしている。