1位:北原慎

【写真:Getty Images】
生年月日:2009年7月7日
J1初出場:2025年3月1日(対鹿島アントラーズ)
当時の所属クラブ:FC東京
当時の年齢:15歳7ヶ月22日
2009年生まれ、現在15歳の北原槙が、Jリーグの歴史に新たなページを刻んだ。
北原は、中学生ながらFC東京U-18に飛び級で所属し、昨年のU-18高円宮杯プレミアリーグEASTで先発に抜擢されるほどの逸材だ。数多くの有望な若手が眠るFC東京において、いま最も将来を期待される存在と言っても過言ではない。
今年2月にトップチームに2種登録されると、J1リーグ開幕2試合こそベンチ外となったが、第3節名古屋グランパス戦でベンチ入りし、話題を呼ぶことになった。結局この時は出番がなかったものの、翌第4節の鹿島アントラーズ戦で歴史が動いた。
74分に先制され追いかける展開の中、北原は83分に高宇洋との交代でピッチへ。この瞬間、長年に渡り森本貴幸が保持していたJ1リーグ最年少出場記録が15歳7ヶ月22日に更新された。実に21年ぶりのことである。
記念すべきファーストタッチでは、味方選手からの横パスに対してトラップする瞬間、背後から来る相手選手の逆をつき前進。しかし、FWへ縦パスを送るも、跳ね返されてしまった。
その後も味方選手と息が合わず、トップカテゴリーでのプレーに手を焼いた北原。チームも追いつくことができないまま、アディショナルタイムに追加点を許し、敗戦。北原にとっては、勝敗以上にもっと身に感じるものがあった一戦だったに違いない。
それでも、3月20日のJリーグYBCルヴァンカップ一回戦、奈良クラブ戦では途中出場し、同大会最年少出場記録を更新。局面を変えるロングスルーパスを出すなど、中学生らしからぬプレーを披露した。
21年ぶりに森本を上回ったニューモンスター・北原。次はJ1最年少得点記録の更新があるか注目だ。
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