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オフ明けの始動日に紅白戦で汗を流したFC町田ゼルビア
13日に開催されたJ1リーグの第10節、FC町田ゼルビアは浦和レッズに0-2で敗れた。その後3日間のオフが明けた17日、チームは週末のヴィッセル神戸戦に向けてのトレーニングを開始。この日はファンサービスデイということもあり、選手たちは練習後にできたファンの長蛇の列で、サインや写真撮影などのサービスに笑顔で応えていた。
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プロ1年目の桑山侃士にとっては、ファンサービスは新鮮なもののようだ。「これまでこういう機会はなかったので、こうやって練習に多くのファンの方が来てくれるっていうのはすごくありがたいことだなと思いますし、見られているっていう感じがあるので、期待されている分頑張らないといけないなって思います」
そう言う通り、この日の練習で選手たちは気迫溢れるプレーを見せてくれた。先発組、サブ組に分かれたような紅白戦も行われ、桑山は最初こそサブ組ではあったが、途中からは先発組にも入り1トップとシャドウの両方のポジションで汗を流した。
「練習ではシャドウをやることは結構多くて、まあでも自分はシャドウも結構楽しいというか、ボールを引き出したり、間で受けるのは別に嫌いじゃないので、そこはネガティブな印象はないですし、逆にシャドウのほうがやりやすさを感じることもあります」
試合ではオ・セフンに代わって1トップに入る機会が多い桑山だが、仮にそれがシャドウだったとしても与えられたポジションでチームに貢献したい気持ちが強く感じられる。
「相馬(勇紀)くんだったら仕掛けられるし、(西村)拓真くんだったら背後に抜ける、そういう選手それぞれの役割やキャラクターがある中で、自分も色を出さないといけない。チームをより循環させるようなポジショニングだったり、ボールを受けてはたく、ということをもっとやっていかないといけないかなと思います」
そんな桑山が一番欲しているのは結果、得点だ。ここまでリーグ戦8試合に出場して1得点1アシスト。スタメンの座を奪うためにはまだまだ足りない数字だと自覚しつつも、桑山の中には難しい葛藤もあるようだ。
「途中出場というのはそのときのチームの状況もあるので、自分の欲だけでプレーしちゃいけない。ゴールに貪欲な姿勢っていうのは大事ですし、途中出場してシュートがない試合も結構多いので、まずはシュートを打つというところを意識してやっていきたいと思いますが、勝っている状況であればまずはやっぱり守備で」
でも、自分がフレッシュだからといって前から(プレスに)行って、後ろがついてきていなかったら間をスカスカ使われちゃったりするし、そういう場合は一度セットするとか難しい面はあります。個人の結果は出したいですけど、やっぱりチームの勝利が一番なのでそこは意識していきたいです」
途中出場だからこその悩みはあるものの、ここまでほとんどの試合で起用されているところを見ると、監督からの評価は決して低いものではないだろう。大卒1年目でどこまでのインパクトを残すことができるのか。これからの桑山のプレーに期待したい。
(取材・文:水野裕介)
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