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【写真:Getty Images】
川崎フロンターレがベスト4に進出
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準々決勝、川崎フロンターレ対アル・サッド(カタール)の試合が現地時間27日に行われ、川崎が3-2で勝利した。米スポーツ専門メディア『ESPN』は27日に、東アジア勢で唯一ベスト4に進出した川崎について報じている。
延長戦までもつれ込んだ激闘は、98分にMF脇坂泰斗が勝ち越しゴールを奪い、そのリードを守りきったことで川崎が勝利している。なお、先に行われた準々決勝の3試合では、アル・ヒラルが光州FC(韓国)に7-0、アル・アハリがブリーラム(タイ)に3-0、アル・ナスルFCが横浜F・マリノスに4-1と、サウジアラビア勢が東アジアのチームを大差で破っていた。
同メディアは、「サウジアラビアの強豪がACLEで大暴れ。川崎は東地区最後の希望」と前置きし、次のように述べている。
「ベスト8で唯一、本当に接戦となった。川崎は2度リードを失ったものの、最終的に冷静さを保ち、延長の末に3-2で勝利した。これは、過去20年間ACLの中で、西アジアの国々を凌ぐ成績を残してきた東地区にとって、いくらかのプライドが回復されたことを意味する。また、川崎は、過去3回ベスト8で敗退していたものの、初めてアジアサッカー最高峰の大会で準決勝に進出した。アル・サッドを破ってクラブの歴史に新たな一章を刻んでいる」
一方で、「初の大陸タイトルを獲得するためには、Jで4度の優勝を誇る彼らにとっても、多くの困難が待ち受けている」と述べつつ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルなど、世界的なスター選手が多数在籍するサウジ勢との、厳しい戦いが待ち受けていることを強調した。
川崎は、現地時間30日にアル・ナスルとの準決勝が控えている。同メディアは、「サウジアラビアがACLEで圧倒的な強さを見せたことは、驚くことではない。東地区の観点から見ると、少なくとも川崎が旗を掲げ、西側の全面的な支配を阻止している。しかし、この抵抗は一体いつまで続くのだろうか。準決勝の結果で、それが単なる美辞麗句の疑問かどうかが決まるだろう」と、圧倒的な戦力を揃えているサウジのクラブに、川崎がどこまで渡り合えるのか注目した。
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