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FW細谷真大が今季2点目を奪う

　柏レイソルは29日、明治安田J1リーグ第13節で名古屋グランパスとのアウェイゲームに臨み、2-1で勝利。9試合ぶりの複数得点で白星を飾り、2位に浮上した。チームの2点目を奪ったのはFW細谷真大。その得点は、今季の柏らしい繋ぎだったことに加え、細谷のシュート技術が光ったゴールだった。

　前節のホームでのアルビレックス新潟戦（1-1のドロー）から中2日で迎えた名古屋とのアウェイゲーム。2試合ぶりの勝利を目指すアウェイチームだったが、2分に稲垣祥にゴールを許し、早い時間から1点を追う展開に。それでも33分に山田雄士の今季初ゴールで同点に追いつき、前半を折り返す。

　そして迎えた50分。MF渡井理己からのリターンパスを受けたDF三丸拡が左サイドからワンタッチで最前線のFW木下康介に差し込むと、ダイレクトで背後に動き出していたDFジエゴに渡る。これをジエゴが深い位置から中に折り返すと、細谷がニアで右足で合わせたボールは、ゴール右隅に吸い込まれた。

　リカルド ロドリゲス監督体制の柏らしいテンポの良い繋ぎで崩し切ったことに加え、細谷の“技ありワンタッチシュート”で奪った見事な得点だった。この1点を最後まで守り切ったアウェイチームは、名古屋を2-1で振り切り、2試合ぶりの白星。柏は2位に浮上した。