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原康介は「持ってる選手。それって偶然ではなく」。北海道コンサドーレ札幌の同点ゴールは日頃の努力から生まれた「必死に毎日」

text by 編集部 photo by Getty Images

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北海道コンサドーレ札幌 原康介

【写真:Getty Images】

北海道コンサドーレ札幌MF原康介が同点ゴール

 北海道コンサドーレ札幌は29日、明治安田J2リーグ第12節でV・ファーレン長崎とホームで対戦し、2-2のドローに持ち込んだ。試合終了間際、土壇場で同点ゴールを決めたのがプロ2年目のMF原康介。岩政大樹監督も評価するゴールへの嗅覚がチームの黒星を消した。

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「(近藤)友喜くんに(ボールが)こぼれたときに一瞬スペースが空いたと思った。自分が同点ゴールを決めるって気持ちでピッチに入ったので、迷いなく走れたと思います」

 78分からピッチに送り込まれた原は、今季初の引き分けに持ち込む同点弾をこのように振り返った。

 岩政監督から交代時に受けた指示は、「ゴニ(キム・ゴンヒ)や、アマ(アマドゥ・バカヨコ)のこぼれだったり、そういうところを狙って点を決めてほしい」ということだった。前線の選手ではなく、MF近藤友喜からの折り返しではあったが、こぼれたところに上手く反応した。

 試合後の会見で岩政監督は、「ゴールのシーンのような入り方ができる選手なので、それを期待して入れました。期待通りでした」と述べたうえで、原の今季の取り組みについても触れた。トレーニングの中でフォワードやセンターバック、キーパー以外のポジションをいろいろと試しているという。

 試合では左ウィングで起用されることが多い原だが、「非常に積極的にトライしていて、いろんな質問もしてきますし、前向きにトレーニングに取り組んでることがああいうところに繋がってるんじゃないかなと感じました」と原の今季の取り組み方を称え、特徴についても触れた。

「持ってる選手だと思いますね。それって偶然ではなくて、ああいう入り込み方が非常に上手いので、そうした彼の特徴は非常にJリーグの中でも通用してるというふうに思ってます」

 同点ゴールを決めた瞬間、真っ先に岩政監督のもとへ走っていったときのことについて原は、「いやまあ、行くか迷ったんですけど、長崎もたぶんちょっと時間使うかなと思ってたのでいいかなと思って行った」と明かす。「友喜くんにすごい引っ張られたので行かなければよかっ」とまで口にしたところで、「行って良かった」とはにかみながら言い直していた。

 原にとってはこれが今季リーグ戦3試合目の出場。3月29日のヴァンフォーレ甲府戦以来およそ1か月ぶりの出場で存在感を放った。

「出れない期間は1ヶ月ぐらいあったんですけど、それでも自分の中で日々成長しようとは思ってたので、自分が与えられたポジションで、練習でやるだけだったので、必死に毎日やってたかなと」

 タイトな日程が続くGWの連戦では、チームの総力が問われるだけあって、まだわずかのプレータイムの原にとってもチャンスである。このゴールをきっかけにして、出場機会を増やしていくつもりだ。

「まだ1試合で1点決めただけなので、これから自分がどういうパフォーマンスができるか、それが大事だと思うので、そこは練習からですけど、やっていくしかないなと思います」

(取材・文:編集部)
 

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