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だから田中克幸はいつも居残り練習をする。「15ぐらいは必要」北海道コンサドーレ札幌がJ1昇格するために

text by 竹中愛美 photo by Editor

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北海道コンサドーレ札幌 田中克幸

【写真:編集部】

北海道コンサドーレ札幌MF田中克幸の自信

 北海道コンサドーレ札幌のMF田中克幸は15日、今週17日のカターレ富山戦に向けてトレーニングを行い、取材に応じた。シーズン序盤は怪我にも悩まされたが、復帰後はコンスタントに出場。攻撃にアクセントを加える大卒2年目は、低迷するチームに歯がゆさを感じながらも自身のやるべきことに力を注いでいる。

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「誰も満足はしてないし、僕も満足のいく内容、結果どちらにおいてもまだまだだなと思います。一気に顔が揃って、やることも揃って、それに自信を持てば、計り知れない力っていうのを出せるメンバーだと思ってます」

 田中は札幌のここまでの戦いぶりについて、率直に話してくれた。それぞれの計り知れない力を結集できればどこにも止められない力を発揮できると。ただ、15節を終えて5勝2分8敗で現在14位と、思い描いていた理想とはかけ離れているのが現状だ。

 その現状を打破するためには、「1人1人が味方のことを信じて、しっかりみんな特徴があるので、その特徴の強みをどれだけチームとして引き出せるか。得意じゃないことを得意な人がどれだけやってあげられるか、みんなでカバーしてあげるか、だと思う」とそれぞれの力を最大限引き出すこと、さらには足りなければ補い合うことで、チームとしての強さを出せるとした。

 チームが中々勝ち切れない状況にもどかしさを感じながらも、自身は昨季のプロ1年目でマークした出場時間をすでに超え、10試合に出場。開幕から2試合連続出場後、2月下旬に左膝外側側副靭帯を損傷し、戦列を離れていたが、復帰後は4月5日の徳島ヴォルティス戦以降、存在感を発揮し、チーム内におけるポジションを確立しつつある。

 それでも「全然満足できるかって言われたら、まだまだ僕自身できると思います」と満ち足りてなどいない。プレー時間が伸びたことで攻撃の面でできたこともあるが、それ以上に絶対的な存在になることを自身に掲げた。

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