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だから田中克幸はいつも居残り練習をする。「15ぐらいは必要」北海道コンサドーレ札幌がJ1昇格するために

text by 竹中愛美 photo by Editor

「カツを置いておけば大丈夫だろ」チームを勝たせられる存在に

 

「たぶんチームのみんなわかってると思いますけど、あんぐらいできて当たり前っていうのは常に言われていることなので、それ以上の怖さ、相手に脅威になる、チームの中でも絶対的な(存在になる)、『カツを置いておけば大丈夫だろ』っていう信頼を得れるような、目に見える活躍・数字は、もっとこだわっていかないといけないと思うんで、セットプレー等含めて、そこにこだわってチームを勝たせられる存在にもっとなんなきゃいけないなとは思ってます」


 直接FKを決めた4月20日の藤枝MYFC戦後には「より決定的なアシスト、数字を増やしていかないといけない。最後の数字になっていないところはまだ甘い」と話していた。田中がこだわる数字について具体的に聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

「中心として本当に信頼される、目に見える結果で、こいつがJ1昇格させたと言われるにはたぶん15ぐらいは必要かなと思う。アシスト・得点合わせて15ぐらいは個人としての数字は必要かなと思ってるんで、そこは目指していきたい」と言った後、「2桁はとりあえず達成したいと思います」と下方修正したが、自身の武器である左足の精度について話す場面では、キッカーとしての自負が顔をのぞかせた。

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