「めちゃくちゃ良い怪我人生活だった」その言葉の真意とは…
リハビリは地道で苦しいものになりがちだが、松澤はその期間を「あいつ(笠柳)は本当にストイックなので、そういうところはどんどん真似て。めちゃくちゃ良い怪我人生活だった」と意外な言葉で振り返った。
山形戦から3日後。こちらも復帰の時が近づく笠柳に話を伺うと、数日前に聞いたものと似たポジティブな表現が返ってきた。
「(第4節までに)開幕スタメン、次に途中出場、ゴール、そして骨折して手術と、サッカー選手に必要なことを全て経験できた。ネガティブなことですけど、それをポジティブに変換できたと思います」
また、笠柳は離脱期間にファン・サポーターとの向き合い方が変化したと話す。きっかけは、SNSで届いた多くの温かいメッセージだった。
「ファンの人が常にいい声かけをしてくれた。サッカーでは返せなかったですけど、少しでもファンの人たちと向き合うことで感謝を伝えられたらなという思いで、ずっとイベントをしていました」
実際に離脱期間、長崎駅前でのイベントやフラッグシップストア(グッズショップ)でのファン・サポーターとの交流などを自ら買って出た。
笠柳のストイックさを真似した松澤。一方で、笠柳は松澤のどこを真似したのか。