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Jリーグ 4週間前

ちょっと少なすぎ? Jリーグスタジアム、座席種類数ワーストランキング6〜10位。増やさない? 増やせない?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 スタジアムでの観戦スタイルが多様化するなか、Jリーグ各クラブが進める座席づくりは実に多彩だ。一方でそういった取り組みがあまり可視化できないクラブもある。今回は、J全60クラブを対象に「座席種類数」の少ないクラブをランキング形式で紹介する。※座席種類は各クラブの公式サイトの「座席表」を参照。席数が並んだ場合は、収容数が多い方を上位とする。各データは5/16時点。

10位:福島ユナイテッドFC

福島ユナイテッドFCの本拠地・とうほう・みんなのスタジアム
【写真:Getty Images】

座席種類数:6
本拠地:とうほう・みんなのスタジアム(収容人数5,710人)

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 Jリーグで座席種が10番目に少ないのが、福島ユナイテッドFCの本拠地「とうほう・みんなのスタジアム(とうスタ)」だ。2025シーズン時点での座席種は6種類に設定されている。

 スタジアムの正式名称は「福島県営あづま陸上競技場」。2013年に東邦銀行が命名権を取得し、現在の名称となっている。座席構成は「メインスタンドS席」「メインスタンドA席」「ビジター席」「ピッチサイドシート」に加え、「車椅子S席」「車椅子A席」が用意されている。

 とうスタで特徴的なのは、芝生席のバックスタンドとゴール裏を基本的に開放しない点だ。観客をメインスタンドに集約することで、運営コストを抑えると同時に、一体感のある雰囲気をつくり出している。ゴール裏に陣取る、サッカーにおいては一般的で熱心な応援は、「バーニングエリア」と呼ばれるメインスタンドA席の一部で行われているのもユニークだ。

 2025シーズンのリーグ戦1試合平均観客数は1,780人で、J3では18位の水準。2014年のJリーグ参入以降、長らくJ3で戦っており、観客の定着には苦戦している。

 それでも、ピッチレベルの特別席を用意するなど、限られた環境の中で観戦体験の向上に努める姿勢は見て取れる。スタジアムに足を運ぶ価値を少しでも高めようとする取り組みは、今後への希望をつなぐ。地元に根ざした集客力の底上げが、次なるステップへつながるはずだ。

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