6位:ガイナーレ鳥取
【写真:Getty Images】
座席種類数:5
本拠地:Axisバードスタジアム(収容人数1万1,999人)
Jリーグで座席種が6番目に少ないのが、ガイナーレ鳥取の本拠地「Axisバードスタジアム(Axis)」だ。2025シーズン時点で設定されている座席種は5種類となっている。
構成は、メインスタンド中央の「ロイヤルA(エリア指定席)」、その両脇にあたる「メインスタンド自由席」、そして「バックスタンド自由席」、「ゴール裏自由席(ホーム)」「ゴール裏自由席(アウェイ)」という、オーソドックスな区分だ。
ガイナーレ鳥取は2011年からJ2に参入した。当時はJ1基準となる1万5,000人規模のスタジアム増設も検討されたが、2014年のJ3降格により計画は見送られた。
Axisはサッカー専用スタジアムで、観客席とピッチの距離が近く、臨場感の高い観戦環境を誇る。しかし、2025シーズンの平均観客数は2,349人とJ3下位水準にとどまり、スタンドには空席が目立つ状況だ。
全国で最も人口が少ない鳥取県に本拠を置くクラブにとって、集客は根本的に難易度が高い。県が発表する統計によれば、人口は減り続けている傾向にあり、その点も向かい風だ。
また、すでに観戦環境の質は高いため、陸上トラック付きのスタジアムを使用するクラブが行うような「ピッチサイドシート」などの導入にも、大きな価値を見出しにくいのが現状だ。
それでも、J2時代の2013年には平均4,097人を動員した実績もある。現在はJ3で下位に低迷しており、まずはピッチ上の改善が最優先。チームが勝利を重ねれば、観客数やスタジアムの盛り上がり、座席の多様化へとつながっていくはずだ。
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