トッテナム・ホットスパー

【写真:Getty Images】
順位:17位
監督:アンジェ・ポステコグルー
トッテナム・ホットスパーは、数シーズン前から、マウリシオ・ポチェッティーノ体制では常連だった上位争いから戦いのフィールドを中位争いに下げた。第37節消化時点で21敗を喫している今季は、あらゆるバランスが崩れてしまい、降格した3チームを除けばワーストの17位に沈んでいる。
同じく苦しむマンチェスター・ユナイテッドのように得点力不足に悩まされている訳ではない。リーグ5位の63得点を記録している。一方で失点は61とリーグワースト5位。ハイラインで両SBが高い位置まで出ていくハイリスクな守り方の結果、負担の大きいセンターバック陣に怪我人が相次いでしまったための守備崩壊だった。
21敗を喫している中でも得失点差では「+2」を記録していることからもわかるように、勝利する試合は大勝というケースが多い。11勝のうち9勝が3ゴール以上決まった試合で、逆に言えば大量得点がなければ勝てないという流れが続いている。
1点差で敗れた試合は、21試合中15試合と接戦をモノにすることができていない。これはハマれば強いが、自分たちのフィールドで戦うことができなければ難しいポステコグルー体制の弱点とも言えるだろう。
シーズン中盤戦以降の怪我人続出も過密日程を得意としていないオーストラリア人指揮官の戦術やプランニングが影響していると考えられる。UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝の勝敗に関わらず、今オフの監督交代は決定的だろう。
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