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大分トリニータGK32濵田太郎がJ2月間ベストセーブ賞を受賞
Jリーグは20日、「2025明治安田Jリーグ 月間ベストセーブ賞(4月度)」を発表した。J2リーグでは、大分トリニータGK濵田太郎が初の受賞となった。そのスーパーセーブが飛び出したのは、4月13日に行われた第9節のホームでの徳島ヴォルティス戦。素早い反応で防いだ見事なセーブだった。
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1-1で迎えた終盤の82分、大分は右からのCKのこぼれ球を拾われ、ボックス外からダイレクトで杉本太郎にシュートを打たれると、密集したゴール前で杉森考起に頭でシュートコースを変えられる。至近距離からの反応が難しいボールだったが、濵田は素早い反応で左手一本で防いでみせた。
選考委員長の小林祐三氏はこのビッグセーブに「シュートスピードがあり、自分の前に密集もあり、さらにボールの軌道が変わる。非常に難しいシチュエーションのなか素晴らしいセーブ」と評価し、林陵平委員も「目の前でコースを変えられたにも関わらず、素晴らしい反応でフィスティング」と称賛している。
また、南雄太委員は「CKのこぼれ球で人も多く敵や味方がブラインドになっている状況の中、シュートを敵の選手がコースを変えGKにとって逆モーションになるかなり難しい場面だったが、最後まで我慢してボールを見て素晴らしい反応でチームを救ったシーン」と絶賛。寺嶋朋也委員も「至近距離でコースが変わった強烈なシュートによく反応。ビッグセーブだった」と評している。
初選出となった濵田はJリーグを通じて、次のようにコメントしている。
「この度は、月間ベストセーブ賞に選出いただき誠にありがとうございます。今シーズンから、GKにより注目していただける賞を新設してくださり、GKとして、大変嬉しく思います」
「あのセーブは、CKの流れからゴール前で相手選手、味方選手がブラインドになっており、相手選手のシュートに対してまず準備し、さらにディフレクションがあったので最後まで先に動かないことを意識しセーブしました」
「日頃の練習で様々なシーンのシュート練習をしていたことが、実践でも生かされた結果だと思います。ただ、この試合は勝利することができなかったので、勝負の分かれ目となるシュートをもっとセーブし、チームの勝利に貢献できるようにしたいと思います」