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華々しいイメージのあるサッカー界だが、なかには地道なステップアップで現在の地位を手に入れた選手もいる。アマチュアクラブが集う日本フットボールリーグ(JFL)からキャリアを開始し、トップカテゴリーへと上り詰めた選手は確かに存在する。今回は、JFLからJ1クラブに到達した現役の苦労人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。
GK:一森純(いちもり・じゅん)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月2日
デビュークラブ(当時JFL):レノファ山口FC
J1デビュークラブ:ガンバ大阪
現所属クラブ:ガンバ大阪(J1)
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一森純は、日本フットボールリーグ(JFL)からJ1リーグへと這い上がった、異色のキャリアを持つゴールキーパーだ。今でこそガンバ大阪の守護神として大活躍しているが、そのキャリアは決して順風満帆なものではなかった。
セレッソ大阪の下部組織で育成を受けた一森だが、トップチームへの昇格は叶わず、関西学院大学を経て、2014年2月にレノファ山口FCへと加入する。当時の同クラブはJFLに所属しており、出発地点は低かった。
それでも、一森は諦めなかった。地道な努力と不屈の精神で、山口をJ2まで導き、自身も着実に評価を高めていく。2017~2019シーズンにかけて在籍したファジアーノ岡山でも守護神としての地位を確立。そして、2020年1月にはガンバへと完全移籍し、ついにJ1リーグの舞台へと辿り着いた。
2025シーズンは、ここまでリーグ戦全試合先発フル出場中。“青黒の壁”としてゴールマウスに立ちはだかり続けている。
泥臭く、サッカーに対して誠実で、何よりも努力を惜しまない姿勢こそが、一森という男の真骨頂だ。JFLでの下積みからスタートした一森のキャリアは、33歳となった今まさに満開の花を咲かせている。
その背中は、後ろに続く多くの若き挑戦者たちに、夢を諦めるなと語りかけているようにも見える。
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