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集客に影響? Jリーグ、スタジアム所在地の人口ワーストランキング5位。かなり“不利”だが…。アクセスの良さはピカイチ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 Jリーグの集客力を語る上で見逃せないのが、スタジアムの「所在地人口」だ。人口の少ない地域に本拠を置くクラブは、限られた地元住民を基盤に、どのように観客を集めているのか。今回は、スタジアム所在地の人口が少ないクラブをランキング形式で紹介し、それぞれの戦略や課題に迫る。※人口は全て市町村公式サイトを参照。

5位:サガン鳥栖

サガン鳥栖
【写真:Getty Images】

所在地人口:7万4,143人(2024年3月時点)
スタジアム所在地:佐賀県鳥栖市
本拠地:駅前不動産スタジアム

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 Jリーグでスタジアム所在地の人口が5番目に少ないのは、サガン鳥栖の本拠地「駅前不動産スタジアム」がある佐賀県鳥栖市。人口7万4,143人の小都市に位置するクラブだ。

 サガン鳥栖は2025シーズンにJ2で戦っているが、2012年から2024年までの13年間はJ1に在籍。実績あるクラブである一方、観客動員では苦戦が続いており、J1最終年の2024シーズンは1試合平均9,800人、今シーズンは7,712人でJ2全体の10位にとどまる。最大収容2万219人のスタジアムが満員になることは稀だ。

 鳥栖市は佐賀県で3番目に人口が多いが、最多の佐賀市や唐津市からは距離があるうえ、県全体の人口も約78万人と全国平均を下回る。県内のみで動員をまかなうのは難しく、広域からの集客が求められる。

 その点、サガン鳥栖には地理的優位もある。佐賀県東端に位置し、隣接する福岡県は人口500万人超。福岡都市圏の一部ともいえる立地で、福岡県西部からの来場者も期待できる。鳥栖駅からスタジアムまでは徒歩3分、博多駅からも電車で約40分と、アクセスの良さも強みだ。

 佐賀県、しかも鳥栖市という人の数では絶対的に不利なサガン鳥栖だが、長くJ1の舞台で戦ってきたクラブの実績、熱量の高いスタジアム、そして広域都市圏との接点といったものを活かし、J2の舞台でも新たなファンを呼び込みたいところだ。

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【了】

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