フットボールチャンネル

驚きの大出世!? JFL→J1まで上り詰めたJリーガー(2)30代目前でJ1デビュー! 会社員→得点王の軌跡

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

JリーグをDMM×DAZNホーダイでお得に観る


Jリーグ 最新ニュース

 華々しいイメージのあるサッカー界だが、なかには地道なステップアップで現在の地位を手に入れた選手もいる。アマチュアクラブが集う日本フットボールリーグ(JFL)からキャリアを開始し、トップカテゴリーへと上り詰めた選手は確かに存在する。今回は、JFLからJ1クラブに到達した現役の苦労人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。

FW:藤本憲明(ふじもと・のりあき)

藤本
【写真:Getty Images】

生年月日:1989年8月19日
デビュークラブ(当時JFL):SP京都FC
J1デビュークラブ:大分トリニータ
現所属クラブ:いわてグルージャ盛岡(JFL)

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

 日本フットボールリーグ(JFL)からJ1リーグに到達するのは稀有なケースだと言えるが、そこに“遅咲き”という要素が加わればレア度はさらに増す。2025シーズンからいわてグルージャ盛岡でプレーしている藤本憲明は、30代を目前にしたなかでトップカテゴリーへと辿り着いた苦労人だ。

 藤本が近畿大学を経て加入したのは、当時JFL所属のSP京都FCだった(加入当時の名称は『佐川印刷SC』)。なお、同クラブは2015シーズン終了をもってJFLを退会。1986年創部の歴史に区切りをつけている。

 2016年1月、藤本はJ3リーグに参入する鹿児島ユナイテッドFCへと完全移籍。すると、2016シーズン、2017シーズンと2年連続のJ3得点王獲得という偉業を成し遂げ、Jリーグ界に瞬く間にその名を轟かせた。

 類まれなゴールセンスを持つ元・会社員ストライカーの人生が更なる好転を見せたのが、2018年1月の大分トリニータ加入。同年シーズンに大分が6年ぶりのJ1復帰を果たしたことで、翌2019シーズンに記念すべき瞬間を迎える。2019年2月23日の開幕節・鹿島アントラーズ戦で、藤本は29歳6カ月4日にしてJ1デビューを飾ったのだった。

 その後、藤本はヴィッセル神戸、清水エスパルス(期限付き移籍)、鹿児島を渡り歩き、今季はJFL所属の岩手に在籍している。そのキャリア遍歴は、JFL→J3→J2→J1→JFLと、山なりの曲線を描いていることが分かる。諦めずに30代目前でJ1リーグの景色を眺めた男は、35歳となった今もJFLの舞台でボールを追いかけている。

【関連記事】
驚きの大出世!? JFL→J1まで上り詰めたJリーガー(1)
驚きの大出世!? JFL→J1まで上り詰めたJリーガー(3)
驚きの大出世!? JFL→J1まで上り詰めたJリーガー 全紹介

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!