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【写真：Getty Images】

名古屋が劇的勝利！

　明治安田J1リーグ第18節、名古屋グランパス対浦和レッズの試合が24日に、名古屋のホーム・豊田スタジアムで行われた。試合は、名古屋が2-1で勝利している。後半アディショナルタイム（AT）に、名古屋に所属するFW永井謙佑が途中出場から劇的な決勝ゴールを決めた。

　3試合連続ドローと白星が遠い18位の名古屋は、直近9試合6勝2分1敗で4位につけている浦和をホームに迎えた。試合冒頭の3分、名古屋はフリーキックのチャンスからゴールネットを揺らされるも、これはオフサイドの判定でピンチを逃れる。

　その後、MF稲垣祥やFWキャスパー・ユンカーなどがチャンスを作り、前半だけで15本のシュートを放つも得点までには至らなかった。すると、51分、途中出場のMF渡邊凌磨のゴールで浦和が先制する。

　追いかける展開となった名古屋は、83分にDF原輝綺がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これを稲垣が決めて同点に追いついた。そのまま試合は終わるかに思われたが、後半ATに再びホームチームが試合を動かす。

　名古屋はロングボールで前線に展開。一度は浦和最終ラインが弾き返したものの、こぼれ球を永井が回収して、エリア内にいたFW山岸祐也に渡した。山岸は相手DFを背負いつつシュートコースを作り、永井へと折り返す。永井は、ゴール右隅にシュートを突き刺し、名古屋が2-1と勝ち越した。

　山岸の完璧なポストプレー、そして永井の落ち着いたフィニッシュと完璧な流れから生まれたゴールだった。勝利した名古屋は、4試合ぶりの白星を飾っている。