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スタジアムでの観戦スタイルが多様化するなか、Jリーグ各クラブが進める座席づくりは実に多彩だ。一方でそういった取り組みがあまり可視化できないクラブもある。今回は、J全60クラブを対象に「座席種類数」の少ないクラブをランキング形式で紹介する。※座席種類は各クラブの公式サイトの「座席表」を参照。席数が並んだ場合は、収容数が多い方を上位とする。各データは5/16時点。
4位:FC岐阜
【写真:Getty Images】
座席種類数:5
本拠地:岐阜メモリアルセンター長良川競技場(収容人数1万6,310人)
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Jリーグで座席種が4番目に少ないのが、FC岐阜の本拠地「岐阜メモリアルセンター長良川競技場(長良川)」だ。2025シーズンに設定されている座席種はわずか5種類となっている。
構成は、「メイン自由席」「バック・ホーム自由席」「ホームゴール裏自由席」「ビジターゴール裏自由席」の4つの自由席に、メインスタンド中央の指定席「スーパーシート」を加えた形だ。一般向け最上級のスーパーシートにはドリンクホルダーが備え付けられており、見やすさや快適性で差別化が図られている。
FC岐阜は2008〜2019シーズンにJ2で戦い、2014シーズンには平均7,584人を動員したが、2020年からJ3に降格。2025シーズンは現在15位と低迷しており、ここまでの平均観客数は3,877人と、J3では7位。中位以上の動員規模ではあるが、過去3年の4,000人台と比べるとやや減少傾向だ。
スタジアムは岐阜県が運営する運動施設内でトラックもあるため、ピッチとの距離が遠く、臨場感には限界がある。さらに、Jリーグ開催時の公式収容数は1万6,310人だが、サイドスタンド上部の芝生席はカウントされておらず、実際の観客数以上に空席が目立って見える構造となっている。
一般販売はされていないが「スーパーシート」よりもピッチに近い「ロイヤルシート」も存在する。これは主にパートナー企業向けで、まれにシーズンシート保有者に開放されることもある。観客数に限りがある中でも、こうした“特別席”を活用し、観戦体験およびスポンサーシップの価値を高めていく工夫が求められるだろう。
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