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Jリーグ 3週間前

またJリーグに来て! 現在フリーの外国人監督5人。実績は十分。日本に縁のある名将たち

シリーズ:フリーの監督 text by 編集部 photo by Getty Images

ミゲル・アンヘル・ロティーナ(スペイン)

ミゲル・アンヘル・ロティーナ
【写真:Getty Images】

生年月日:1957年6月18日
最終指導歴:ヴィッセル神戸(2022年6月)
主なタイトル:コパ・デル・レイ(2005/06)

 東京ヴェルディ、セレッソ大阪、清水エスパルス、ヴィッセル神戸と日本で4つのクラブを指揮したミゲル・アンヘル・ロティーナは、2022年6月を最後に現場から遠ざかっている。

 ラ・リーガではセルタ・デ・ビーゴをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場に導き、エスパニョールではコパ・デル・レイを制覇するなど、一定の成果を残してきた。一方で成功と失敗の差が激しく、欧州カップとの並行に苦戦したセルタと、2006年に就任したレアル・ソシエダでは2部降格も経験している。

 2017年にJ2に所属していた東京ヴェルディの監督に就任する形で来日すると、2019年から指揮を執ったセレッソ大阪では、守備ベースの堅実なチームを作り上げた。初年度は5位、2年目は4位と上位争いに食い込んだ。

 しかし、彼の守備的なアプローチが必ずしも就任するチームのアイデンティティと重なるわけではなく、2021年2月から指揮を執った清水エスパルスと翌年4月から指揮を執ったヴィッセル神戸では大苦戦。いずれも降格圏に近い順位となり、シーズン途中で解任となっている。

 最後に監督を務めてからおよそ3年間の空白の期間があるが、伝統や選手のキャラクターとして守備をベースに戦うチームであれば即効性も期待できる。67歳の経験豊富な指揮官がJリーグに戻ってくる可能性はあるのだろうか。

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