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Jリーグ 2週間前

横浜F・マリノスはどうなる? Jリーグ、奇跡の残留を決めたクラブ5選。最後までわからない! 絶望から這い上がったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

名古屋グランパス(2018シーズン)

名古屋グランパス
【写真:Getty Images】

監督:風間八宏
J1最終順位:15位
残留決定試合:2018年12月1日/J1第34節(最終節)/湘南ベルマーレ戦(△ 2-2)

 信念を貫く時には、常に困難が付きまとうものだ。2018シーズンの名古屋グランパスは攻撃的なスタイルにこだわり、結果としてJ1残留争いというスリリングな展開に巻き込まれることになった。

 風間八宏監督就任2年目にあたる同年、名古屋はJ1リーグに2年ぶりの復帰を果たしていた。クラブ史上初めてJ2を戦った前年を経て、クラブはジョーやミッチェル・ランゲラックといった現役代表クラスの外国籍選手を獲得。期限付き移籍中のガブリエル・シャビエルの移籍期間も延長され、J1屈指の戦力を揃えた。

 しかし、チームはリーグ第4節から第11節までで8連敗を喫するなどシーズン序盤から低迷。前半日程終了時には2勝3分12敗で最下位に沈んでいた。

 攻撃的な“風間スタイル”は見る者を魅了したが、同時に守備の脆さを露呈。しかし、指揮官が信念を曲げることはなかった。夏季中断期間後には7連勝を記録して11位まで浮上したものの、その後の9試合は3勝6敗と振るわず、J1参入プレーオフにまわる必要がある16位で最終節を迎えた。

 2018年12月1日、第34節(最終節)の湘南ベルマーレ戦では一進一退の攻防が繰り広げられた。名古屋は2点ビハインドで前半を折り返すも、後半に“エース”のジョーが2ゴール。神経が磨り減るような試合を2-2で終えた。

 最終的には12位から16位までが勝ち点「41」で並ぶ大混戦となり、名古屋は得失点差でジュビロ磐田を上回って残留を確定。風間・名古屋は、“信念”と“執念”でJ1リーグに居場所を残したのだった。

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