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ちょっと少なすぎ? Jリーグスタジアム、座席種類数ワーストランキング3位。なぜ? あえて席種を減らした東北クラブ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 スタジアムでの観戦スタイルが多様化するなか、Jリーグ各クラブが進める座席づくりは実に多彩だ。一方でそういった取り組みがあまり可視化できないクラブもある。今回は、J全60クラブを対象に「座席種類数」の少ないクラブをランキング形式で紹介する。※座席種類は各クラブの公式サイトの「座席表」を参照。席数が並んだ場合は、収容数が多い方を上位とする。各データは5/16時点。

3位:ヴァンラーレ八戸

ヴァンラーレ八戸
【写真:Getty Images】

座席種類数:4
本拠地:プライフーズスタジアム(収容人数5,124人)

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 Jリーグで座席種が3番目に少ないクラブが、ヴァンラーレ八戸だ。本拠地「プライフーズスタジアム(プラスタ)」では、2025シーズン時点で「メインスタンド」「芝生席」「車椅子席」「障がい者 メインA・芝」の4種類のみが設定されている。

 昨シーズンまではメインスタンドを「S席」「A席」に分けていたが、今シーズンから統一され、よりシンプルな構成となった。これは、意図的な整理とも捉えられる。

 2025シーズンのリーグ戦では、1試合平均1,645人を動員。J3全体では下位にあたる(第12節終了時点で19位)。だからこそ、座席の選択肢を絞り、観客を集約することでスタンドに一体感を持たせる狙いがあるのかもしれない。

 プラスタの魅力は、サッカー専用スタジアムならではの臨場感。メインスタンド以外は芝生席だが、ピッチとの距離が非常に近く、どのエリアでも試合の迫力を感じられる。

 他クラブであればピッチレベルで観戦できることを売りにした「プレミアムシート」のような形で販売されてもおかしくないゴール裏の席が、前売りスマホチケットでわずか900円と、手頃な価格で提供されている点も特筆すべきだ。

 スタジアムの収容規模はコンパクトだが、“試合を観る”ことに集中できる環境は整っている。直近3シーズンは中位で安定しているが、今後チームの好調が続けば、観客数の増加とともにスタンドの熱気も自然と高まっていくだろう。

 座席構成はシンプルだが、「ピッチサイドシート」のような特別席の導入は、観戦体験の多様化に向けた一歩といえる。成績次第では、スタジアムの熱気とともに座席のバリエーションも広がっていくかもしれない。

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【了】

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