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北海道コンサドーレ札幌は29日、札幌・宮の沢で31日のベガルタ仙台戦へ向けてトレーニングを行った。加入2年目で札幌のディフェンスリーダーへ成長しようとしている家泉怜依。「出なければいけない」状況から、「出続ける」状況に変化したことで、守備を任されているという責任感が以前よりも感じられた。(取材・文:竹中愛美)
北海道コンサドーレ札幌DF家泉怜依の意識

【写真:編集部】
家泉に前回、話を伺ったのは4月20日の藤枝MYFC戦前のことだった。ちょうどその頃は、開幕からスタメンを勝ち取っていた大﨑玲央の怪我により巡ってきたチャンスで、4節以降、5試合連続で先発出場し、自身のポジションを確立しようとしてきているときだった。
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このときは、「センターバックをやってる選手は僕しかいなくて、試合に出なきゃいけないというか、当たり前にしなきゃいけないぐらい思っていた」家泉だが、それからもセンターバックとしてフル出場を続け、攻撃面でもチームトップタイの4得点をマークするなど、存在感を高めていた。
「(大﨑)玲央君が帰ってきても自分がセンターバックでやれれば、玲央君がボランチの位置で出れるし、みんながより得意なプレーできるんで、引き続きスタメンで出続けなきゃいけないなっていうのはあります」と以前のスクランブルからの出場とは大きく異なる意識だ。
意識だけではなく、それは気持ちにも表れている。試合前にはユニホームのエンブレムをつかんで自らを奮い立たせたり、失点に絡むプレーをしてしまったときは、何がいけなかったのかしっかりと言葉にして振り返ったり、それは見ている者にも伝わっている。
「自分のミスとかで攻撃も守備も潰しちゃってる部分があるので、気持ちだけは落とさずに出続けないといけない。そっから(結果は)ついてくるかなって。練習するしかない。気持ちの部分は常に持ちながら、そこで緩く入っちゃうと、良いプレーもできないし、チームとしても悪くなるかなと思う。他の上手さとか技術とかはみんなに任せればいいんで、守るところはもっと、引き続き100%でやり続けないとなっていうのはあります」
さらに、家泉はこうも続けた。