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Jリーグ 1週間前

北海道コンサドーレ札幌は「チームを変える前に、個が変わらないと」。責任を背負う家泉怜依に変化が生まれている【コラム】

シリーズ:コラム text by 竹中愛美 photo by Editor

「勝ててないのは後ろの責任」現状打破するためには…

「チームとしての目標は昇格すること。でも、現状負けが続いて勝ったり負けたりしてて、それじゃチームとしても勝てないと思うし、上には行けないと思うし、上に行ったとしてもうまくはいかないと思う。チームを変える前に、個が変わらないと変わらないと思う。失点が多いとか、勝ててないのは後ろの責任だと思うんで、出てる以上は何かを変えるために意識だけじゃなくて、去年より、今より、1個前の試合よりもっと考えてプレーするのが大事かなと思います」と言葉を強めた。


 札幌はここまで17試合を戦い、連勝は一度だけ。現在12位と、中々波に乗り切れていないのが現状だ。家泉が言うように、その何かを変えるようなきっかけはあるのだろうか。

「勝ったときの試合って自分たちも良いプレーしてるし、でもそれを最低限にしようって話は毎試合してて。だけど、相手も対策してくるんで、それに対して1個剥がされたりとか、押し込まれたときに各々がちょっと悪い雰囲気というか、思っちゃってるのがあるのかなと思って。勝ったときこそもっと課題を明確にして、ああいう試合を続けないようにしないといけない」と勝利したときこそ、その試合の中で出た修正点をすぐさま潰すことが次につながるのではないかと話した。

 一方で、課題としてきた守備面に関しては、「勝ったとしても失点する形とかは一緒で、結局勝ってるときは失点しても点が取れてたり、良い形を作れたりしてただけで」、失点の形はあまり変わっていないという。

 だからこそ、守備がしっかりゼロに抑えれば、負けることはない。自戒を込めているようだった。

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