フットボールチャンネル

Jリーグ 1週間前

「他の選手では真似できない」深澤大輝は東京ヴェルディに足りないものを埋める。CBで活かされる「きめ細やかさ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 水野裕介 photo by Getty Images

JリーグをDMM×DAZNホーダイでお得に観る


東京ヴェルディ 最新ニュース

 リーグ戦18試合を終えた現在、東京ヴェルディは6勝5分7敗の勝ち点23で13位につけている。負けが先行している状況なだけに、次節のアビスパ福岡戦では何としてでも勝利を手にしたいところである。そのためには、ここ最近3バックの真ん中で奮闘し、勝利に貢献している深澤大輝の存在は欠かせない。(取材・文:水野裕介)

4試合連続で先発フル出場中の深澤大輝

深澤大輝
【写真:Getty Images】

 5月6日の横浜FC戦で今シーズンのリーグ戦で初出場を果たしたかと思えば、その後も3試合連続で東京ヴェルディの最終ラインを統率しているのは、ヴェルディユース出身の深澤大輝だ。両脇には頼りになるユース時代の後輩、谷口栄斗と綱島悠斗を連ねて3バックを形成している。

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

 センターバックとしては決して上背があるわけではない。174cmという身長でJ1の屈強なストライカーを相手にすることはそう簡単なミッションではないはず。だが、深澤は見事にその役割を果たしているように見える。ポイントは「やり続ける」ことだと言う。

「試合前に(相手が)どういう特徴を持っているのか、どういうやり方をしてくるのかは見ています。その上で、常に集中しておくこと、予測しておくこと、準備しておくことが大事。そこをやり続ける。あとは試合映像を見て、(木村)勇大とかにFWのことを聞いたり、そういう積み重ねとか試行錯誤を繰り返すことで、いろんなタイプの選手に対応できるようになると思ってます」

 そう話す深澤だが、現状とは打って変わって昨シーズンは苦しい1年を過ごしていた。2022シーズンはリーグ戦32試合、2023シーズンは27試合に出場するなど主力として活躍していたが、2024シーズンは13試合の出場に留まった。深澤は居場所を失いつつあった。

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!