6位:V・ファーレン長崎
本拠地:PEACE STADIUM Connected by SoftBank
測定地:長崎県長崎市
6月の合計降水量(平年値):335.9
現在J2リーグを主戦場とするV・ファーレン長崎が、今回のランキングで6位に入った。南西から流れてくる対馬海流の影響により、長崎県は1年を通じて寒暖差が小さいが、降雨量も多い。
クラブの本拠地・PEACE STADIUM Connected by SoftBank(ピースタ)がある長崎市の年間降雨量は1894.7mmと、突出して多いわけではないが、6月の降水量はJクラブが拠点を構える街の中では屈指だ。335.9mmという数字は、サッカー観戦にも影響を与える可能性がある。
特に昨シーズンの6月に行われたV・ファーレンのホームゲームでは、すべての日程で雨が降った。雨天時は観客動員にも影響があると言われるが、実際に昨年6月22日に行われたリーグ第21節・藤枝MYFC戦(入場者:5,005人)と、雨が降らなかった8月3日の第25節・水戸ホーリーホック戦(8,804人)や同月24日の第28節・レノファ山口FC戦(10,108人)では差が生まれている。
しかし今のV・ファーレンにはピースタという強い味方がいる。昨年の秋にオープンした新本拠地は、アクセスの利便性が強化され、客席を覆う屋根も以前と比較してよりカバー力の高いものとなった。
もはや動員を環境に左右されなくなったと言っても過言ではない同クラブは、今季のホームゲーム入場者数にも好調ぶりが現れている。開幕節・ロアッソ熊本戦では雨模様にも関わらず、19,248人のファン・サポーターが詰めかけた。
なお、今シーズンのリーグ戦は開幕からここまで、ホームゲームの平均入場者数は14,507人を誇る。10,000人を割ったのは第11節のいわきFC戦(9,572人)のみで、開催日である4月25日は金曜日。集客が難しい平日だったが、それでも昨季の平均入場者数9,814人に迫る勢いだ。
開業したばかりの新スタジアムが、悪天候を含めたあらゆる課題を跳ね返している。
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