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Jリーグ 6か月前

「そこで腐ったら終わり」河野貴志はジェフ千葉で28番の思いを背負う。「鈴木大輔さんに頼りっぱなしではいけない」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「大輔さんに頼りっぱなしではいけないので…」

「(鈴木)大輔さんやトリ(鳥海晃司)くんにはない持ち味だと思うので、もっと精度を上げていきたいと思います」

 その後、山口は右サイドからカウンターを狙うが、河野がスライディングで攻撃の芽を摘み、ゴール前に入ってくるクロスボールには力強く弾き返す。また相手のロングボールに対し、鈴木がファーストボールにチャレンジすれば、河野がセカンドボールへのアクションを取るなどセンターバックコンビが好連係を見せるなど2人は良い距離感を保ち、粘り強くプレーした。

 鈴木は「(河野)貴志は非常に対人に特徴がある選手で、キックやダイナミックなプレーもある」と言うと、河野は「攻撃する時間が増えると最初から思っていたので、リスク管理を意識しました。大輔さんに頼りっぱなしではいけないので、しっかり発信をしていこうと思いました」と口にした。

 その後も千葉の攻勢が続くなか32分にピンチを招く。一瞬の隙を突かれ中央からスルーパスを通され末永透瑛に1対1の局面を作られたが、守護神ホセ・スアレスのビッグセーブで、これを凌いだ。

 逆に40分には千葉の決定機。田中のクロスのこぼれ球を拾った田口泰士が相手選手を交わしてシュートを放つと右ポストに弾かれる。直ぐに横山暁之が詰めたが、シュートは相手のGKニック・マルスマンのビッグセーブに阻まれるなど、互いにチャンスはあったが得点は生まれず緊迫感のある前半だった。

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