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Jリーグ 6か月前

「原点に戻ることが一番良いかも」悩める郷家友太に刺さった庄子春男GMの言葉「僕自身そこが売り」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志 photo by Getty Images

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 ベガルタ仙台は5月、3勝2分1敗の好成績を残し、J1自動昇格圏まで勝点1と近づいている。前節の北海道コンサドーレ札幌戦は引き分けに終わったが、この試合で2戦連続ゴールを決め、気を吐いたのがキャプテンの郷家友太。攻守両面での活躍が求められる郷家には昇格に向けた強い覚悟を感じる。(取材・文:小林健志)

キャプテン郷家友太が勝利を手繰り寄せる

ベガルタ仙台 郷家友太

【写真:Getty Images】

 現在激しいJ1昇格争いの最中にいるベガルタ仙台。5月はゴールデンウィーク後に、2位のRB大宮アルディージャ、首位のジェフユナイテッド市原・千葉とのアウェイ連戦があるという厳しい日程だった。

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 第15節大宮戦は3-0と内容的にも完敗を喫したが、第16節は千葉相手に多くの決定機をつくり出した。GK林彰洋がPKストップする場面もあり、0-0の引き分けに終わり、昇格争いに踏みとどまった。その後第17節いわきFC戦は1-2での勝利となったが、そこで決勝点を挙げたのはキャプテンMF郷家友太だった。

 後半1-1の状況で迎えた76分、左サイド深い位置まで突破したFW宮崎鴻が、相手GKが前に出ているのを見て、逆サイドへ鋭いクロスを送る。そこへ猛然とダッシュしてきたのが郷家だった。

 ダッシュしなければボールに追いつかない状況だったが、ゴール右へと走り込んで宮崎のクロスをゴールに流し込んだ。このまま仙台は1-2で勝利。キャプテンのハードワークによってつかんだ大きな勝点3だった。

 そして5月31日に行われた第18節北海道コンサドーレ札幌戦もハードワークによって先制点をもぎ取った。前半終了間際の45分、DF真瀬拓海が相手ボールになりそうな中、体を張ってボールキープして郷家にパスを送る。

 郷家は「ターンした時に(宮崎)鴻が見えたので、スペースに置いてあげるようなパスを心掛けて、あとはもう1回よこせというか、返してこいという気持ちでずっと(宮崎を)呼んでいました。たぶん鴻は(自分の姿を)確認せずに僕の声だけで判断して(パスを)送り込んでくれました」と前を走っていた宮崎にパスし、すぐにゴール前へとポジションを変えて宮崎からのリターンパスを呼び込んだ。

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